アラスカ旅〜それはまるで夢の様で〜
最近ウルトラマラソン(100km)完走しました丸山です。友人には車で100km運転すらキツイのに100km走るって??いかれてんの??と言われました。ごもっともだと思います。
今迄二回に渡りブログを更新して来ましたが、ここからいよいよオーロラ編に突入します。おふざけなしです。しかとその目に焼き付けて下さい。
現地時間22時を過ぎ。辺りは真っ暗。街の光すら届かないそこはオーロラを見る為には最高の場所で星が凄く良く見えた。氷点下30度という今迄経験した事のないような寒さ(というか痛さ)の中私は三脚を立てカメラを構えフェアバンクスの空を見上げてた。カメラを構えて一時間ぐらい経過しただろうか、牧英さんが声を張る「丸山くん!オーロラ出て来たよ!!」その指を指した先を見ると、
暗闇に包まれた空の中をなにやら白っぽいうねうねしたものがひらひらしている
(ん?あれがオーロラ??)となりなりながらもとりあえずシャッターを切る。
(あ、オーロラだ)
レベルの低いオーロラは実際によくTVや写真で見るような 壮大なものではなく、カメラのレンズを通して初めてオーロラとわかるほどで肉眼で見ると白いモヤが漂っている感じで見える。その後もオーロラはうねうねと空を漂いひたすらシャッターを切った。
ここまでくれば肉眼でも緑のオーロラを見ることができた。
初めて見たオーロラは正直な所(こんなものなかな?)という感じでした。TVや写真で見るオーロラに対して期待を勝手に膨らませすぎていたのか感動はしましたがなるほどなーって感じでした。
(この時丸山は一日目に見たオーロラが序の口でしかなかったことをまだ知らない)
鑑賞二日目
一日目より色が濃く範囲が広いオーロラが現れる
鑑賞三日目
二日目よりさらに強いオーロラが現れる。
オーロラとの2ショットにも挑戦(これは失敗)
そしてフェアバンクス最終日の夜
(この日の夜私は一生忘れられない経験をする)
三日連続で形の違うオーロラが見えたこと、連日の夜通しのオーロラ撮影、慣れない海外の環境、これらの要素は自分の活動力を下げるのに十分すぎる働きをし正直オーロラもある程度鑑賞することができたし最終日の夜は「もうロッジで横になっていよう...」ぐらいの気持ちでした。
そんなお疲れモードの中寝袋にくるまり意識も遠くなってきて「もう寝よ...」と思っていた頃突然ロッジの中が緑色に明るく照らされた。「なんだ?」と思い寝袋から這い出て窓を除くと外が明るい。そして窓を除く自分の目線ぐらいの高さをはっきりとした緑色というかエメラルドグリーンの色をしたカーテンの帯のようなひらひらしたものが浮遊している。「え??」慌てて防寒着をまといカメラを持ち出し外に飛び出した。
その光景に私は口を開けカメラと三脚を手に持ったま呆然と立ち尽くした。
「オーロラに囲まれている.....」
オーロラに囲まれていたのである。今まで真上に現れることのなかったオーロラがロッジの頭上を流れるように出ていたのだ。そしてそれは上空から降り注ぐカーテンのように空から降り注ぎ私の目線付近まで降りてきた。その動きはあまりにもリアルで何か生き物が自分の周りを囲むように蠢いている感じ。はっきりと明るく見えオーロラの明かりで自分の影ができるほど。
今まで見てきたオーロラとはなにもかもが違う。言葉や文章にどう表したらいいかわからないと言ったらあれだが本当にどう表したらいいかわからない。得体のしれないものが自分の頭上一杯にひろがりウヨウヨしながらうごめいている感じ。とてつもなく大きな竜が空をうようよしながら浮遊している感じ。
その神秘さというか奇妙さというか綺麗なんだけど恐怖心みたいななんだかよく分からない感情に包まれ興奮状態が収まりませんでした。この時みたオーロラはほんとにほんとに凄くて貴重な体験でした。
この経験というかオーロラの凄さをね伝えたくてこうやってブログ書いてきたけどやっぱりね説明できません オーロラを見た時の衝撃というか興奮てのはやっぱり見るしかないんだなと。だから言わせてくださいこのブログ読んでるそこのあなた、死ぬ迄に絶対オーロラ見た方がいいよ??
見れたらいいな、じゃなくて見るの